ディア・ドクター

予告を見て絶対に見ようと思い、前売りまで買って楽しみにしていた映画。
本日友人と見てきました。

渋谷で見ようと思ったのに予想外に人大杉で有楽町へ移動。夜の回でなんとか見られました。

いやーよかった。なんだかすっきりする映画でした。

以下感想。


はじめは笑いの連続。往診の先々のじいさんばあさんに笑った笑った。

特に注射の時暴れるばあさんと延々食べ物の話するばあさん。ほんとにいるんだよああいうひと。
同業者の友人と行ったので2人でツボってしまって周りそんなに笑ってないのに爆笑してしまった。

物語は主人公のつるべさんがだんだん自分のしたことに自分で首を絞めていってしまって辛い状況に追い込まれるのだけれど、それをみてこっちまで苦しくなってしまう。
いくらお金もらったって無医村の村で働くなんてできないよ。お金の問題じゃない。

さいごこのままうやむやで終わるんじゃないかと思ったけど、すっきりして良かった。最後の最後でやられた。泣くよありゃ。
というかところどころ泣けました。号泣ではないけれどじんわり泣ける。
わたしはド田舎出身なので、田んぼの稲が風でザーっと揺れている映像で地元思い出して不意打ちで泣けてしまった。

余さんがめちゃくちゃかっこよかった。やっぱりああいうところで働くのはできる人じゃなきゃだめなんだろう。

この監督さん、脚本まで手がけてるんですね。ここまでリアルにつくれるって相当勉強したんでしょうね。最近見た医療系の話の中で一番突っ込みどころがなかった。すごい。

というわけで観にいってよかったです。ネタばれなしで感想書くの難しい映画だな。